夢の醸造所が完成:Russian River Brewing Co.の詳細

夢の醸造所が完成:Russian River Brewing Co.
いつでもビールは旨い!
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記事タイトル 夢の醸造所が完成:Russian River Brewing Co.
概要

以前記事に書いたが、Pliny the Elder という IPA で有名な Santa Rosa (サンタ・ローザ)のブリュワリーである Russian River Brewing Co. (ロシアン・リバー・ブリューイング; RRBC)が2個目の醸造所兼レストランをWinds…… more orに今年の10月に漸くオープンしたので行ってきた。着いてみてわかるがとにかく巨大な施設で、The Full Pint のポッドキャストで「夢の醸造所(Our dream brewery)」と言っていたのに納得。Santa Rosa (サンタ・ローザ)にある施設とは比べ物にならない。前日に一人$15のガイド付きの醸造所見学ツアーを予約。ガイド無しでの見学も可能で、そちらは予約が必要無いのだが、入ることができる場所も異なるので今回はガイド付きで。少し早めに着いたので、ギフトショップを見学。各種グッズとビール各種をボトルで扱う。少ししてガイド・ロビーにいくとすぐにツアー開始。参加人数はおおよそ12人程。まずはマッシュタン及びホップのオイルを抽出するタンクのある部屋へ。ここでグラスが渡されまずはテイスティング。Row 2, Hill 56 を頂く。Simco ホップのシングル・ホップ・ペール・エール。Pineyと言われる松脂っぽさと苦みのバランスが絶妙で美味しい。今でこそ一般的なこのホップだが、まだちゃんとした名前がついていなかった頃に一番初めにこのホップを使用してビールを作ったのがRRBCだったのだそうだ。隣でホップを投入している人を横目にビールを飲みながら、説明は続く。この数年カリフォルニアは水不足という事もあり、水のリサイクルには力を入れているとのこと。通常は1パイントのビールをつくのに7パイントの水が必要だが、RRBCでは極力水を使い回すことで5パイントの水まで削減、さらには3パイントまで落とすことが目標なのだそうだ。イーストを貯蔵している部屋を通り、オープン・ファーメンテーション(オープン発酵; OTF)が行われている部屋をガラス越しに見学。蓋の無い閉じた環境で発酵させるこの昔ながらの手法は、加圧による発酵の促進がないことでイーストがよりストレスの無い方法で発酵することができ味も繊細になるのだとか。一方で雑菌が入りやすい方法のなのでフィルター等を万全に使用して、空気も一方向にしか流れない仕組みにしてるとのこと。幸運にも今回ここで醗酵していたのは幻のビール、Pliny the Younger(プライニー・ザ・ヤンガー)だった!まだ使われていないオープン発酵のタンクが後4つもあり、今後どのようなビールがここで発酵されるのか期待だ。そして、次にクローズドの発酵槽が並んでいる部屋へ。巨大なタンクが並ぶ様は圧巻。そして、ビールを瓶に詰めるボトリングのエリアへ。まだ新しい施設という事でボトリングの機械の調整中のため、実際のボトリングの様子は見ることはできなかったが、スペースそのものが広大なことはわかった。これで RRBC のビールが手に入れやすくなるのであろう。RRBCの瓶がイタリアからの特注というのも初めて知った。そして、ここで次のテイスティング。今回は昨日出来たばかりの STS Pilsner と Pliny the Elder。どちらも出来たばかりなので新鮮で美味しい。特にSTS Pilsnerの香りは格別。さらにツアーは続き、樽熟成のエリアへ。ここでは野生の酵母である  Brettanomyces (ブレタノマイセス)を扱っているので、他とは隔離されている。それにしてもこの樽の列はこれだけでも見に来る価値がある。この中でSupplication や Temptation が熟成されているのかと思うと尚更。ツアーの最後は、ハイライトともいえるKoelschip (クール・シップ; 麦汁冷却層)のある部屋へ。ここはRRBCの自然発酵ビール Beatification の製造過程で不可欠な自然の微生物を定着させる場。まさに昨晩ここにwartが敷かれ微生物の定着行程が行われたとのことだった。ここでKoelschipを眺めながらツアー最後のテイスティング。出てきたのはもちろんBeatification。そしてSupplication(写真) も。散々テイスティングを楽しみ、グラスもお土産にもらえるこの工場見学ツアー、$15 はお得すぎる。ツアー後は併設のレストランで食事。広大な敷地の大半が醸造施設なのだが、レストラン及びパブのエリアも Santa Rosa の店舗よりは広い。食事のメニューも、SR店がビアスナックやピザメインなのに対してこちらはバーガーやサンドウイッチがあったりサラダがあったりと種類は豊富。また、ステンレスの容器に入れることでビールを外の芝生エリアに持ち出すことができ、こちらにも広い気持ちの良いスペースが広がっている。今回レストランで追加で飲んだのは以下:Happy Hops IPAResilience IPAConsecrationRussian River Saison新しいIPAであるHappy HopsはPlinyの弟のようなビールで、定番入り確実な味。-----Russian River Brewing Co.700 Mitchell Lane, Windsor, CA 95492 (Windsor Brewery/Taproom)https://russianriverbrewing.com/ close

夢の醸造所が完成:Russian River Brewing Co.
サイト名 いつでもビールは旨い!
タグ NORTH BAY (ノース・ベイ) ビール
投稿日時 2018-12-30 20:00:00

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