樽熟成ビールが美味しいブリュワリーでビアトーク - Almanac Beer Co.の詳細

樽熟成ビールが美味しいブリュワリーでビアトーク - Almanac Beer Co.
いつでもビールは旨い!
ページの情報
記事タイトル 樽熟成ビールが美味しいブリュワリーでビアトーク - Almanac Beer Co.
概要

SF Beer Week のイベントの一つであるビール版TEDとも言える Beer Talk で Almanac Beer (アルマナック・ビール) の East Bay の Alameda (アラメダ) 地区に出来たばかりのブリュワリー兼タップルームへ。SF市内のタッ…… more プルームには何度も訪れているおりお気に入りの場所の一つなのだが、こちらの Alameda のタップルームはこのイベントの2週間前にオープンしたばかり。市内のがこじんまりとしているのに対してこちらはかなり大きな施設となっている。ビールも通常のフレッシュなのが4種類、そして樽熟成されたものが10種類と種類も豊富。イベントは開店と同時に始まるスケジュールだったので、到着時まだ店は準備中だった。この解放感のあるスペースは気持ちが良い(店を出るときにはこのスペースがすべて満席になっていた!)Beer Talk は Almanac主催のイベントで、この新しいタップルームスペースで行われる初めてイベントとのことで、普段は醸造に使っている奥のスペースに椅子をならべた形で会場が出来上がっていた。会場の隣には熟成用の樽がところ狭しと並んでいて、まさにブリュワリーの中にいるという雰囲気を味わうことができる。トーク開始前にまずはウェルカムビール2種。Welcome to Alameda IPASunshine & OpportunityIPAの方はここAlamedaで一番初めに造られたbatchだとか。HazyなIPAで出来立てということもありとにかく美味しい。土曜の昼間から飲むのに最適な爽快感のあるIPA。一方でSunshine & Opportunity の方はドライホップされたさっぱりとしたオーク樽で熟成されたFarmhouse Ale (ファームハウス・エール)。Almanac の Jesse Friedman 氏によるオープニングの挨拶でイベントが開始。このAlamedaは以前は飛行機を製造する工場が多くあり、その施設がこのタップルームのまさに隣にあり部品や材料を運ぶ電車がこの工場の中を通っていたのだとか。木材で作られたこの建物の中にいると歴史を何となく実感することができる。まずの講演は Firestone Walker : Barrelworks (ファイアーストーン・ウォーカー:バレルワークス) のディレクターで学校の講師もしている Jeffers Richardson 氏による味覚とサワービールで良く聞く"酸っぱさ"について。pH (溶液中の水素イオン濃度を表す尺度) と Titratable Acidity (滴定酸度:中性になるまでに必要な容量) の 違いについての講義だった。サンプルとしてpHは同じだがTAが異なる液体のテイスティングがあり、明らかにTA値の高い方がpH値が同じなのにも関わらず酸味を感じることができた。続いて実際のTAをビールで体感するためにいくつかテイスティング。まずは Firestone Walker の Lil Opal (2016)。こちらはTA 4.9g/l。続いてTA 10+ の AlmanacによるValley of the Heart’s Delight。こちらはさすがに酸味が強い!続いては Good Beer Hunting の Michael Kiser氏によるマーケティング戦略の話。ブリュワリーやビールのマーケティングでビールやビールが注がれたイメージそのものを押していくのではなく、そのビールに使われた素材の背景にあるストーリーやブリュワリーもしくはタップルームの個性をちゃんと訴えていくべき、という話。例えばコーヒーポーターだったらそこで使われているコーヒーの農園の人々の話をちゃんと伝えるということ。最近のちゃんとしたストーリーのあるタップルームの例としてTemescal Brewing が挙がっていたのも面白い。確かに Temescal はタップルームの缶のデザインも独特で面白い。この話を聞いている途中で、スタッフの方々がピッチャーでグラスに注いでくれたのは Almanac の Blueberry Jack。次は今回一番楽しみにしていた Jester King (ジェスター・キング) のHead Brewer、Averie Swanson氏によるSPONの話。以前にも書いたが、Jenster Kingはブリュワリーの空気中の微生物を coolship(麦汁冷却槽)にて定着させる手法による自然醗酵させたビールが主体であり、テキサスという土地で周囲の反対されながらも自然発酵ビールを作り上げてきた過程の話を聞くことができた。講演中にテイスティングで出てきたビールは Jester King の SPON - peach & apricot -。贅沢すぎる。ここで一度休憩が入り、軽食とビール再び。続いて、Henhouse Brewing (ヘンハウス・ブリューイング) のCEO Collin McDonnell 氏によるビールの distribution と保管の話。各ブリュワリーがどれほど熱心にちゃんとしたビールを作りボトリングやカンニングを行い、ちゃんとした配送業者にお願いしてビールを販売店まで届けても、その後で販売店のビールの管理方法に対する説明が行き届いていないとビールの味が落ちてしまうという話。これは実際Full Pint Podcastでもたまに聞くことで、お客さんにとってみれば販売店から買うビールが全てなので、管理方法がずさんな結果買ったビールがまずかったら、そのビールやブリュワリーに対して悪い印象を持ってしまう。且つて大手のビール会社が"ビールは保管が簡単で何も気を付けなくても良い"と販売店に説いて回ったのを変える時が来ているとのこと。この講義の間に注がれたのはもちろん HenHouse の Big Chicken。そして、各ブリュワリーによる Untappd の 星1つのレビューの読み上げ大会で笑いを誘った後に、 Modern Times (モダン・タイムス・ビア) の Andrew Schwartz 氏による最近のトレンドであるHazy IPA がなぜ人気かという話。飲みやすさ、甘さ、フルーティーさがいままでビールを飲まなかった層にも共感を呼んでいるという話。ビールはModern Times の Hazy IPA: Stencil Crew。最後は皆程よく酔った中、UC Davis の Professor of Malting & Brewing Sciences である Charlie Bamforth 博士によるビール談義というかビール漫才を、Alamanc の New taproom Smell IPA 飲みながら楽しみイベントは終了。まさに今もっとも勢いのあるブリュワリーの人達の話を聞きながらおいしいビールが(ほぼ)飲み放題のだったので、Beer Weekを締めくくるに値するイベントであった。その後も折角なので、Almanac のビールをいくつかタップルームでテイスティング。DDH Galaxy PantsHibiscus Ginger LimePeach Galaxyいずれも美味しく、昼からかなり酔っぱらうことができた。ちなみにこちらはSFのタップルームではみたことの無いグッズも沢山。----------------------------------------------------------------ついでにサンフランシスコのタップルームの様子も書くと、ミッション地区でラテン系の雰囲気が強い場所にあり、ビールの種類も充実。また、すごく清潔な雰囲気のあるお店だ。もちろん、Alamedaほど広くはないもののパティオ席もあり、それほど混んでいないので気軽に行ける。何よりも食事が充実しているので、夕ご飯を食べにいくという利用方法ができるのも良い。店内のBottles-to-goの巨大冷蔵庫も要チェック。普段見かけることのできないボトルや、ボトルエイジされたものもおいてある。Almanac Beer Co.2704 24th St, San Francisco, CA 94110 (San Fracisco taproom & kitchen)651 W Tower Ave, Alameda, CA 94501 (Alameda taproom)https://www.almanacbeer.com/ close

樽熟成ビールが美味しいブリュワリーでビアトーク - Almanac Beer Co.
サイト名 いつでもビールは旨い!
タグ EAST BAY (イースト・ベイ) ビール
投稿日時 2018-03-06 17:00:01

「樽熟成ビールが美味しいブリュワリーでビアトーク - Almanac Beer Co.」関連ページ一覧

新着記事一覧

静岡クラフトビール&ウイスキーフェア2022


大阪・箕面(みのお)で生まれた地ビール 箕面ビール ::: MINOH BEER
静岡クラフトビール&ウイスキーフェア2022   静岡県内外のクラフトビール&ウイスキーブランドが一同大集結! クラフトマンシップあふれる厳...
大阪・箕面(みのお)で生まれた地ビール 箕面ビール ::: MINOH BEER
イベント ビール
2022-09-21 02:00:01

ラウンジビール&神戸でクラフトビール!(関西旅行1日目)


今日もビールで乾杯!
飛行機で関西方面へ・・・久し振りに旅のビールです。まずはラウンジビールからスタート。買ってきた空弁とともに、1杯目はパーフェクトサントリービ...
今日もビールで乾杯!
ビール
2022-09-19 04:00:01
;